医学科に入らなくってよかった @東大院生
私は大学受験の際、
医学科のみを受験しようとしていた。
なぜ、そうしたのか
脳に関心があり、脳の研究をするには医師免許があるのが最も研究において有利だろう
と思ったからである。
しかし、現実は甘くなかった。
医学科受験では
1.全教科満遍なく点数を取れる必要がある(センター試験で9割必要)
2.入学後は暗記ばかり
3.一度入ったら6年間在籍する必要がある
4.休学をした学生は不利
だったからだ。
全国医学部最新受験情報 2020年度用 [ メディカル ラボ ]
- 価格: 2750 円
- 楽天で詳細を見る
まず、1に関しては、私の国語がまたもや足かせとなった
次に2.だが、私は暗記が好きではない。数学や理科科目が好きだった。
結果、入学しても暗記ばかりだったことを思うと、
入学しなくてよかったと思う。
3.については、私が大学院に進学する際に専門を変更したからだ。
医学科に入らず、その時時で興味のある勉強をすることができたため
後悔はない。むしろ良かったと思っている。
4.に該当する学生は少ないと思うが、少なくとも長期入院(特に精神科)した経験が
ある学生は不利。特に地方の医学科を受験すると、体力があることが求められ、無いと判断されるからだ。
こう思うと、偏差値が高いから、世間からの目が変わるから、といった理由で志望学部や志望校を選ぶべきではないと本当に思う。
私の場合、最初に述べた志望理由だと、
全く医学科に行く必要がない。
更に面白いことに、
臨床医に興味がなかった笑
大学に入ってから、
農学部でも生物について勉強できたり、
工学部でも脳について研究していること
を知ったのだが、後の祭りだった。
でも一番行きたい大学に行かないと
以降の人生が詰む
ということは、
本当に無い。
事業で成功なさっている方には
中卒の方もいらっしゃる。
東大、慶應大学などといった大学卒の人が
必ずしも億万長者になっているわけでない。
それよりも大切なのは、
納得した人生を歩むことだと思う。
私は10代、本当に闇のような時間を過ごしたと思う。
でも20代になって、自分の意志であらゆることを決める環境ができてきて、
失敗もしたけど、その失敗がすべて以降に活かされているようだ。
私はこれからも、いろんなことに自分の意志で挑戦していきたい。
楽しみながら。
ではまた。
大学の学部・学科が一番よくわかる本 [ 四谷学院 進学指導部 ]
- 価格: 1980 円
- 楽天で詳細を見る